2015年07月14日
ICS CXP-UK1チューニング覚え書き
ジュールを落としても近距離は痛いし、実際に多少の出血や血豆が出来てしまうぐらいのダメージはあるので近距離での撃ち合いはハンドガンに切り替えるようにしました。
そういう割り切りでハンドガンにチェンジしても、やはりダメージの少なそうなところに当てるしか無いのですけれど。
ベストやプレキャリを着用している方の場合、それら装備品を狙って撃つようにしています。
もっとも、狙える余裕がある時限定なのですけれどね。
先日も、銃だけ見えていた時はハンドガードを狙って指に当たらないようにしました。
0.98Jスプリングだと冬場でギリギリだったので、暖かくなってくると初速が……
0.9Jスプリングに変更してもホップが弱い時はかなり初速高いです。
組込んだ最初は不安でしたが、スプリングが落ち着いてからは92m/sに安定しています。
フィールドで初速の規制が96m/s以下のところもあるので、余裕は欲しいですから。
流速チューンの方は、初速がマックスで91m/sに落としてあります。
ただ、これは0.2gのBB弾での話で、重量弾を使った時のジュールがギリギリの場合もあるので、0.25や0.28の重量弾でもジュールが超えないようにチェックしています。
スプリングが弱いと、重量弾を使用した場合にホップのかかりを強くした分の抵抗で軽量弾よりも押し出すロスが発生するので、エアガンによっては0.2gの時の方が0.25gよりも初速でのジュールが高い場合があります。
適正ホップ時のジュールの違いは、そんな仕様の違いから出てきます。
初速が一番高いホップ位置が適正ホップとならないのは、BB弾をチャンバーから押し出す力で左右されるからです。
BB弾の重さに合わせて適正ホップに調整した時、軽量弾と同じジュールに出来るか低いジュールになるかと言う部分は微々たる差なので、近距離においての痛みはBB弾の重さに比例しないのです。(つまり、どっちでも同じぐらい痛い)
さて、そんな割り切りが出来たのでICS CXP-UK1の仕様も決定です。
0.8Jスプリングから飛距離が狙える0.9Jスプリング仕様に統一です。
加速シリンダーもフルサイズのボアアップシリンダーにします。
ORGAさんのボアアップシリンダーに変更する事で空気量を増やししてみたわけですが、実際のところどう違っているかは不明です。
もしかしたらフルサイズシリンダーにするだけで良かったのかもしれませんが、そこは気持ちの問題みたいなところがあります。
ただ、流速チューンでノズルを絞るのが効果があると言うのならば、ノズル径に対してシリンダー径がアップする事は同じ効果のはずであり、可動部分のノズル径を絞れていないシリンダーヘッド川のノズル径だけを絞るよりもスムーズな空気の流れになるはずです。
ICSのタペットプレートはノズルを挟み込む部分が低いので『でんでんむし』を使うためにタペットプレートを変更しなければなりません。
上下分割メカボックスの為、画像上のVer2用タペットプレートはそのままでは使えないのでカットします。
この画像のようにタペットプレートをカットすれば、テイクダウンが可能となります。
ちなみに次世代M4用のタペットプレートを使うと、このカット加工は必要無くなります。
でんでんむしを使用する場合、ICS CXP-UK1はMP5K用を使用します。
純正よりも外形が太い為、タイトに作られているICSのチャンバーだと入らないからです。
でんでんむしを使う理由は、BB弾をセンターで保持してくれるからなので、他の方法でBB弾をセンター保持出来ているならばそれでも良いと思います。
左がMP5K用でんでんむし、右がICS純正のノズルです。
チャンバーにノズル単体を通して引っかかり等を確認しておきます。
場合によってはノズル外周をペーパーで修正したり、チャンバーを加工する事もあると思いますが、今のところ加工しなければならないチャンバーは1個だけでした。
写真はボアアップシリンダーを組む前のメンテナンス中の画像ですが、ノズル先端を押さえて気密の確認をしているところです。
この時、後方吸気のピストンヘッドを使っている場合、物によってはゆっくりピストンを押すとピストンが抵抗なく進んでしまい気密が取れていないと判断してしまう場合がありますが、それはゆっくり押しているため、ピストンのOリングが前方にあり、吸気側が空いているからです。
速度を保って押すとOリングが後方になり気密が取れる場合もあるので、実際の動きに近い状態で確認しなければなりません。
ピストンに関しては、14枚歯のフルメタルピストンを使用しているシリンダーと純正のハーフメタル14枚歯がありますが、0.9Jスプリングならば、ハーフメタルピストンでも十分な強度があります。
ICS純正のハーフメタルピストンはM120までは許容範囲です。
ホップアップに関しては電気なまずを使って、バレルはORGAさんのMAGUNASUバレル(内径6.23mmのルーズバレル)363mmを使用しています。
この仕様で0.25gのBB弾を使用した場合、60メートル先のターゲットまで当てる事が出来ます。
ただ、確実に当てられるのは50メートルまででしょう。
0.28gのBB弾を使えば、60メートルでも狙えると思いますが、風の影響を受けたりするので1ショット1キルを目指すならば50メートルまでにしておきたいところです。
障害物の隙間を通して狙う場合は、ホップアップによる弾道の上下があるので、もっと近距離で狙うしか無くなります。
基本的に弾道が真っ直ぐに近い鬼ホップじゃない銃に仕上がっています。
ゲームで使うには十分な仕様になっているので、これ以上の調整は暫くしないと思います。
真っ直ぐに狙えるようになってくると、スコープを良い物にしたり発射音を静かにしたりするぐらいかな?
で、ノーベルアームズの1624を装着しちゃったわけです。
このスコープは等倍から6倍までズーム出来るし、振動で狂ったりしないので気に入ってます。
レンズが明るくて見やすいのも良いです。
その分、お値段も高いのですけれど。

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2015年07月09日
重量弾と軽量弾の痛みに関する考察
暑い時のサバゲーは薄着になりますが、ふと屋内フィールドの0.2gまでのBB弾の使用ルールで痛みに関して考える事がありました。
同一のエアガンから発射されたBB弾での比較ですが、0.2gで適正ホップの初速が96m/sだったとして、0.25gでの適性ホップでの初速が85m/sだった場合、発射直後のジュール的には微妙に0.2gの方が高かったりします。
17メートルまでは0.2gBB弾の方が弾速が高く、それ以降は0.25gBB弾の方が初速が高くなっていくのですが、およそ20メートル以内であれば0.2gの方がジュールが高い傾向にあります。
つまり、その距離では0.2gの方が痛いわけです。
30メートル以降は0.25gの方が0.2gに対して痛くなりますが、そもそも、その距離になってくると弾速は落ちているので、当然ジュールも落ちています。
近距離戦となるインドアの場合、交戦距離は20メートル前後、否、20メートル以下になります。
つまり、インドアにおける軽量弾の使用がケガに対する解決策にはならない事になります。
やはり、インドアの場合、初速そのものを規制するしか痛みやケガに対する効果は無いようです。
暑くなってくるとTシャツでゲームしちゃう自分ですが、そりゃ上から血が流れるわけですw
そうそう、先週からフルフェイスのガードをしてゲームすることにしたのですが、近距離での撃ち合いでガードしていない耳にBB弾が当り、出血してしまいました。
フルフェイスのガードにしていたので安心していましたが、耳なし芳一状態でしたね。
無線を使わない時もヘッドセットを使って耳もカバーしないといけないかな?
そんなわけで0.98Jスプリングから0.9Jスプリング、そして0.8Jスプリングと威力を落としているわけですが、威力を落としている上で0.2gのBB弾なのに凄く痛がられる理由を探ってみたら、近距離ではもっと威力の低いハンドガンに持ちかえないとダメっぽいという結論に至りました。
ハンドガン苦手なので、今週はハンドガンの練習をしないといけませんね!
先日のゲームでも、凄い近距離なのに3発も外してしまったので……(^_^;)
写真の河西あみちゃんが持っているP90は、けっこう弾速が高いので、こいつで撃たれると痛いですよ!
もっとも、コイツはスナイパーライフルを担いで移動する時のサブウェポンなのですけれどね(*^_^*)
距離とジュールの関係について実計測データは以下のURlサイトを参照させて頂きました。
http://www.geocities.jp/timmfc2/toygun/html/Exp04.html
http://www.nikuyama.com/blog/airsoft/282/
尚、初速に関するジュール比較ですが、実射時の適正ホップでの初速は、強いスプリング&短いバレルを使っている場合と弱いスプリング&長いバレルによっても重量弾と軽量弾のジュールの違いが発生します。
弱いスプリングで軽量弾を使っている状態から、重量弾に変更すると適正ホップにする為に抜き弾抵抗が増す分に対してスプリングが弱く初速が大きく落ちる場合が多いですが、強いスプリングで短いバレルの場合、ホップアップを強めた抵抗に影響を受けずに発射される場合や圧力が高まってからホップアップチャンバーを飛び出す為にジュールが下がらない事もあります。
その場合、条件が変わってくるので、軽量弾と重量弾のジュールの逆転する距離が違ってきます。

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